Comparison and Reproducibility of Corneal Thickness Measurements

2006 
【目的】新しい前眼部測定装置AC Master (Carl Zeiss)における角膜厚の測定精度を検討した。【対象と方法】正常眼10例20眼(30.2±3.5歳)。AC Master、スペキュラマイクロスコープSP-2000P(Topcon)、Orbscan II z (Bausch & Lomb)、Pentacam(Oculus)、超音波AL-2000(Tomey)の5種類の異なる測定原理の機器を用いて角膜厚を測定した。2検者にて各眼をそれぞれの機器で10回ずつ測定し、角膜厚について検者間の差およびAC Masterと他の機器との比較をした。【結果】各機器の平均値及び標準偏差は検者Aでは、AC Master521.6±2.4μm、SP-2000P 532.4±4.4μm、Pentacam 542.7±4.5μm、AL-2000 548.5±6.1μm、Orbscan II z 554.8±5.0μm、であった。検者Bでは、ACMaster521.9±2.3μm、SP-2000P 533.4±4.2μm、Pentacam 539.5±4.7μm、AL-2000 542.4±4.9μm、Orbscan II z 554.0±4.4μm、であった。検者間測定値の差の平均は、AC Masterは1.9±1.9μm、SP-2000Pは3.2±2.9μm、Pentacamは6.4±3.2μm、AL-2000は9.4±7.0μm、Orbscan H zは3.7±3.1μm、であり、AL-2000が最も検者間の差が大きく、有意差を認めた。(t検定:P<0.01)標準偏差からみた測定値のばらつきは両検者ともAC Masterが最も低い値であった。AC Masterと各機器の角膜厚の値はいずれも高い相関を示した。【結論】今回の結果では角膜厚は光干渉によるAC Masterでの測定値が最も薄く、スリットスキャン式のOrbscan II zが最も厚かった。再現性はAC Masterが最も高く、超音波式が最も低かった。AC Masterによる角膜厚測定は、高い再現性を示す事が証明され新しい方法として有用である。
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