A CASE REPORT OF ACUTE NECROTIC MYELOPATHY WITH ANTERIOR SPINAL ARTERY SYNDROM

1962 
Acute necrotic myelopathyは稀な疾患であり,予後は絶体的に不良でその発生原因も不明の点が多い.本症例は突然下肢の弛緩性麻痺,Th6~7の分離性知覚陣害及びTh8以下の全知覚脱失,膀胱直腸障害を来たした1例である.剖検によりTh6~8の壊死,胃癌とその腺・肋骨・副腎転移を認めた. Necrotic myelopathyは脊髄に広範な壊死を伴なう疾患で,その原因として脊髄の循環障害,ビールス,各種毒素,薬剤等が挙げられているが,これらの原因を種々検討し,本症例は癌病巣より転移した腫瘍細胞塊により脊髄の循環障害を来たし,それにより脊髄の壊死を来たしたものである.
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