Doorway designs which allow easy wheelchair access for people with spinal cord injuries
1996
車いす使用者が使いやすい出入口形式について検討した. 19名の脊髄損傷者が設定されたコースを車いすで走行した通過時間をもとに障害程度の指標とした. 次に4名の被験者 (頸髄損傷者3名, 胸髄損傷者1名) が実験室内に設定された117種類の形式の異なる出入口を車いすで通過するのを8m上方に設置したビデオカメラで観察し, 出入口を通過するのに要する時間を測定した. 障害程度の差にもかかわらず出入口通過時間の差が小さいことを使いやすい基準としたとき, 開き戸よりも引き戸のほうが使いやすく, 車いすの進行方向前方に引き戸がある出入口形式が実験した9形式の中で最も使いやすいという結果となった. また, 車いす進行方向側面に扉がある出入口形式では, 出入口に付随する通路の幅が出入口通過時間に影響した. しかし, 車いす幅に300mm以上を加えた通路幅であれば通過時間には影響しなかった.
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