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Aerudynamic Inspection of Phonation

1999 
声門下圧測定を含む, 空気力学的検査を行い, 各疾患ごとに空気力学的パラメーターについて, 正常・声帯ポリープ・反回神経麻痺・声門癌の1072例について臨床的評価を試みた.空気力学的検査は発声に関わる能力を, 高さ (基本周波数) , 強さ (音圧) , 呼気流率などを物理量として表すことである.日常臨床において, 他の検査所見とともに発声障害・発声困難の原因の究明や, 治療前後の比較, 手術の評価・経過観察にも有効であると考える.発声機能検査を行い個々の測定結果を比較した場合, 単一のパラメーターの値は発声機能の複雑な一面を示し, 疾患に特異的な結果を示さなかった.パラメーターを組み合わせることで, 声門閉鎖の状態などの病態を検討できることを示した.特に声門下圧の測定は, 喉頭抵抗, 声門下パワー, 喉頭効率などの直接的な算出に必要であり, 2次パラメーターの結果は, 発声障害の病態を評価する上で有用と思われる.
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