Salvage surgery of hypopharyngeal carcinoma with local recurrence after chemoradiotherapy

2009 
目的:化学放射線療法(以下CRT)後の局所再発に対して救済手術を施行した症例について検討した。対象と方法:1989年から2008年12月までの下咽頭癌症例357例中,74例にCRTを行った。CRT後に局所再発した28例中,救済手術を施行した10例を対象に,手術方法,術後合併症,転帰等を検討した。結果:1)手術は咽喉食摘が7例,咽頭部切・喉頭全摘が3例で,そのうち2例にD-P皮弁再建を追加した。2)術後合併症は10例中9例(90%)に認めた。重篤なものとしては頸動脈破裂を1例に認めた。その他,咽頭瘻孔を3例(30%),創部感染を6例(60%)に認めたがいずれも軽度であり保存的に軽快した。3)転帰は原病死6例(T死5例,合併症死1例),他因死1例であった。考察と結語:CRT後の局所再発は進行癌で発見されることが多く,手術に至った症例の術後合併症は高頻度で,予後不良であった。従って,再発の早期診断,救済手術の適応とリスクを踏まえた上での対応が大切である。
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