超急性期局所線溶療法の現状―MELT Japan studyから

2005 
本研究はMELT Japan studyとして厚生労働科研費の補助を受け,平成13年度より開始された.発症6時間以内の中大脳動脈閉塞症を対象とし,UK群,治療群の2群に割り付けた.UK群はウロキナーゼ局所投与を施行され,対照群には線溶療法以外の治療を行った.エンドポイントは3カ月後のmodified Rankin scale (mRS)で評価した.平成17年10月時点で115例が登録され105例の中間解析結果を行った.死亡率・有害出血性変化は両群に有意差を認めなかった.mRS2以下の症例はUK群,対照群で有意差を認めなかった.mRS1以下の症例はUK群53例中22例,対照群52例中11例と有意にUK群に転帰良好例が多かった(p=0.034).平成18年1月までに最終結果が報告される予定である.
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