A Clinical Study of Seventy Adult Patients with the Lennox-Gastaut Syndrome

1983 
成人Lennox-Gastaut (L-G) 症候群70例の臨床特性を検討した。てんかん初発年齢はその80%強が8歳以後で, 平均11.3±4.9歳であり, L-G症候群発病推定年齢は平均16.9歳であった。中枢神経疾患の陽性既往歴は51%で, その主体は脳症および周産期障害であった。臨床発作型は, 強直発作94%, 非定型欠神81%, 脱力発作59%, “astatic seizuye”47%, 強直一間代発作17%であった。脳波上α活動は46%, 半球性および局在性の徐波ないし遅い棘徐波は29%, sustained rapid spikesは87%にみられた。CT異常所見は80%にみられ, 70%は全汎性萎縮像であった。L-G症候群は, てんかん初発8歳未満の早発型と8歳以後の遅発型に分類することが臨床てんかん学上の意義があるものと考えられる。
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