Effects of Support on Formation of Active Sites and Hydrodesulfurization Activity of Rhodium Phosphide Catalyst

2012 
リン化ロジウム(Rh2P)触媒の活性点形成とその水素化脱硫(HDS)活性に対する担体の影響について検討した。担体には金属酸化物(MOx: SiO2,Al2O3,TiO2,MgOおよびZrO2)を用いた。いずれの担体の場合でも担持ロジウム-リン(Rh–P)触媒を水素還元するとRh2Pが生成した。一方,Rh2Pの生成温度は担体により異なった。このRh–P触媒のHDS活性は還元温度によって大きく変化した。最適な温度で還元したRh–P/MOx触媒のHDS活性の序列はSiO2~TiO2~Al2O3>MgO>ZrO2となった。また,還元温度を上昇させるとRh–P/MOx触媒のTOFは増加し,これはRh2Pが生成したためであることが分かった。Rh–P/MOx触媒のTOFの序列はTiO2>ZrO2>Al2O3>SiO2>MgOとなり,これはチオフェン転化率の序列とは一致しなかった。Rh–P/TiO2触媒が高いTOFを示した原因としては,部分的に硫化されたTiO2の生成が挙げられる。一方,Rh–P/MgO触媒のTOFが低かったのは,MgOは塩基性担体であり耐硫黄性が低かったためと考えられる。
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