Evidence-based Clinical Pathway for Colon Cancer Surgery

2005 
科学的根拠に基づく結腸癌手術のクリニカルパス(CP)を作成した.CPの適応の要点は米国麻酔学会(ASA)分類1度と2度の定期手術症例である.CPの骨子は(1)術前後のインフォームド・コンセント,(2)術後胃管非留置,(3)硬膜外鎮痛法,(4)早期離床,(5)早期経口摂取,(6)第6病日退院,である,CP導入前の非CP群とCP導入後のCP群の各々42例を対象にし,臨床成績を比較検討した.年齢,性,併存疾患の比率,手術時間,出血量,術式の比率は各々両群問に有意の差はなかった.CP群は非CP群よりDukes Bが有意に少なかった.術後合併症の頻度は両群間に有意の差は認められなかった.術後入院期間の中央値は非CP群20日(8~100),CP群は6日(3~31)であり,CP群は有意に短期間(P<0.0001)であった.CPの導入により合併症の頻度を増加させず,術後の入院期間が短縮した.
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