Clinical Results of Conservative Treatment of Medial Meniscal Tears Combined with Anterior Cruciate Injuries

2009 
膝前十字靱帯(ACL)再建例に合併した内側半月板(MM)損傷に対する温存治療の成績について報告する.対象と方法:症例はACL再建術280例中,MM損傷を合併していた65例のうち再鏡視し得た55例である.部分切除を行った23例を除き,温存した32例を調査対象とした.断裂形態などにより放置,ラスピング,縫合を選択した.再鏡視時の所見をそれぞれ癒合,部分的癒合,癒合不全と判断,前2者を良好群,後者を不良群と評価した.結果および考察:温存した32例中15例で放置,9例でラスピング,8例で縫合を行い,良好群の割合は各々順に80.0%,55.6%,62.5%であった.温存例全体における良好群の割合は32例中22例(68.8%)であった.ACL損傷に伴う外側半月板後節の血行野損傷は予後が良いことで知られる.MMについても良好例が多く温存を試みるべきであるが,縫合せざるを得ない不安定断裂の成績は安定しておらず適応を熟慮すべきである.
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