Automatic Steam Control System with the Maximum Boiler Efficiency under Any Operating Condition

2012 
省エネルギー,地球温暖化防止に向けたCO2削減が地球規模で急務である。近年,貫流ボイラは高出力化の技術開発が進み,当社ではこのほど業界初となる1台あたりの出力が小型貫流ボイラ枠で相当蒸発量3,000kg/h,小規模ボイラ枠で同7,000kg/hの機種を発売した。従来から貫流ボイラの多缶設置システムは,大規模な炉筒煙管/水管ボイラと比較して取扱資格が不要で,保有水量の少ない高効率な貫流ボイラの特性を活かし,製紙業界様をはじめ,産業用熱源として広く普及している。省エネルギー・省CO2を実現する高効率蒸気システムとして,貫流ボイラの多缶設置システムをベースにそのシステム効率を極めて高く維持する検討をした。結果,ボイラ単体の効率特性は運転条件により最も効率が高くなるボイラ負荷率(エコ運転ポイント)が存在し,主に給水温度条件に依存してエコ運転ポイントが変化することが分かった。そして,貫流ボイラの台数制御運転においてエコ運転ポイントで燃焼するボイラ台数を最大数とするように台数制御することでシステム効率を飛躍的に向上させる方法(特許第4661993号)を開発したので,本稿で紹介する。
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