Improvement of Bean Sprouts Cultivation by the Combined Treatment with Artificial Sunlight Lamp, Ethylene and Carbon Dioxide

1985 
これまで豆類もやしの「太もやし」製造の改良に太陽灯,エチレンガス及び二酸化炭素ガス処理がそれぞれ有効であると述べたが,本報ではこれらの併用処理法を試み,その効果を検討した。豆類もやし原料豆はダイズ,リョクトウ及びアズキを用いてエチレンガス(50ppm)+二酸化炭素ガス(600ppm),太陽灯(2500lux)+エチレンガス(50ppm)及び太陽灯(2500lux)+二酸化炭素ガス(600ppm)の3併用区を設定,間欠的,短時間処理(1日,1回,60分)はガス処理を置床後12時間,太陽灯照射は置床後48時間より開始した。その結果,総合的にエチレンガス+二酸化炭素ガス併用処理区が最もすぐれた効果を示した。すなわち,同処理区によって各豆類もやしにおいて,はい軸部の伸長,肥大及び重量増加が促進され,ビタミンC含有量は著しく増加し,光沢と透明感を有し「はり」のある「太もやし」が栽培製造可能となった。エチレンガスによる黄色化や側根生長の促進,二酸化炭素ガス処理による伸長過度など単独処理での欠点も抑制された。本併用処理により,通常栽培法に比較して栽培製造日数も3~4日短縮することが可能となることが統計学的に確認され,実際に栽培製造において有効である改良法であることが認められる。
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