Initial Drainage of Perianal Abscesses

2010 
目的:肛門周囲膿瘍に対して,より有用な切開排膿を求めて(1)麻酔方法,(2)ドレーン挿入の有無,(3)その種類や(4)留置期間について調べ,それらが臨床的な結果(再発の有無)に影響を及ぼすかどうかを検討した.対象:当院で低位筋間型肛門周囲膿瘍と診断され,切開排膿を初めて施行した131例を対象とした.結果:全131例中,再発した症例は45例であり,再発せずに治癒した症例は86例であった.(1)~(4)のうち,(1),(2),(4)では有意差が認められず,(3)のみで有意差を認めた.つまり,ドレーン留置症例のうちソフトドレーンVSハードドレーンで比較検討したところ,ハードドレーンの方が有意に再発しにくい結果となった.結論:低位筋間型肛門周囲膿瘍に対する切開排膿では,麻酔方法やドレーンの有無は再発に影響しないことが示唆された.
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