Response of liver histology to interferon therapy with chronic hepatitis B and C.

1993 
慢性B(B-CAVH)及びC(C-CAVH)型肝炎のインターフェロン(IFN)治療前後の肝生検組織像を比較し,両者の相違点に関して検討した.対象はIFN単独及びcorticoste-roid (CS)併用療法を行ったB-CAVH群50例及びC-CAVH群37例である.方法は治療前後の肝生検組織像を,HAI-scoreを若干変更し両群の差異に関して検討した.さらに肝内HBV関連抗原およびHCVコア部分抗原を酵素抗体法にて検討した.その結果,C-CAVHはB-CAVHに比してperi portal necrosisが弱く,portal inflammationが強かった.またIFNの有効率はB型30%,C型40%であり,治療後に両群共に著しい炎症反応の改善を認めたが,この改善度には両者間での差異はなかった.またIFN有効例は,B, C-CAVH共に線維化が軽度で炎症反応の軽い例に,またC-CAVHでは肝内virus抗原量の少ない例にIFN有効例が多く認められ,これら肝組織所見はIFN治療の予後推定因子として重要と思われる.
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