A CASE OF RETROPERITONEAL PANNICULITIS CAUSING DUODENAL STENOSIS

2008 
症例は67歳,男性.嘔気,腹部膨満を主訴に当院救急部を受診.CT検査にて十二指腸下行脚から水平脚の壁肥厚および同部位での狭窄を認めた.壁外の後腹膜には広範囲に低吸収陰影がみられた.上部消化管内視鏡検査では十二指腸粘膜の鬱血,狭窄を認めるも,明らかな腫瘍の露出は認められなかった.第8病日に十二指腸通過障害の改善,胆嚢摘除,および確定診断目的に開腹手術を施行した.手術時,術中迅速病理検査にて悪性疾患は疑われなかったため,通過障害改善の手術を行い,臓器切除は施行しなかった.病理組織学的検査にて後腹膜脂肪織炎と診断された.術後経過は良好で,術後9日目に食事を開始し,術後18日目に退院した.
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