A case of large cell neuroendocrine carcinoma with effective induction concurrent chemoradiotherapy

1999 
Large cell neuroendocrine carcinoma (LCNEC) は, Travisらが提唱した肺原発の神経内分泌腫瘍で, 一般に予後は不良であるが, 補助療法の効果に関しては, 比較的めずらしい腫瘍でもあり十分な検討がなされていない.今回我々は, 術前治療としてconcurrent chemoradiotherapy (CCRT) が有効と考えられたLCNECの1例を経験した.症例は49歳, 男性.主訴は咳嗽.画像上, 左肺門から前縦隔に11×6cmの腫瘍を認めた.腫瘍マーカーは, AFP1,314ng/ml, CEA35.7ng/ml, NSE13.1ng/mlと高値で, 開胸生検でLCNECと診断された.肺動脈幹への浸潤の可能性が考えられたため, CDDP+Vp-16 (CVp) を2クール行った.しかし腫瘍の増大を認めたため, CCRT (RT : 40Gy, CVpx2) を行った.CCRTの奏効度はPRで, AFPも148.4ng/mlに低下し切除術を行った.腫瘍は広範囲に心外膜に浸潤あるも, 心嚢内には浸潤なく左肺全摘+心外膜合併切除+R2aの治癒切除を行った (pT3N0M0).術後12ヵ月の現在再発なく経過良好である.
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