〔21〕β- (メタクリロキシ) エチルジフェニルチオホスヒネートの合成と共重合

1967 
耐燃化剤としてのβ- (メタクリロキシ) エチルジフェニルチオホスヒネート (MEDTP) をβ-ヒドロキシエチルメタクリレートとジフェニルポスフィン酸塩化物より合成した。融点62~63℃BPO, またはAIBNで85~95℃で重合すると硬い無色の樹脂となる。MMA (メタクリル酸メチル) またはスチレン (St) との70℃での共重合を行ない, モノマー反応性比およびQ-e値を求めると次のようになった。MMA (M1) -MEDTP (M2), r1=0, 875, r2=0.450, r1r2=0.394St (M1) -MEDTP (M2), r1=0.467, r2=0.380, r1r2=0.177Q-e: 0.75, +0.52 (Stを1.0, -0.8として)MEDTPモノマーの反応性はMMAに類似し, 共重合組成曲線はアゼオトロープを有する。MMA共重合体の耐燃性は仕込組成中のMEDTPの量とともに増加し, 30%以上では自己消火性となる。
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