The Character of the Clutter Observed during the Passage of the Cold Front

1987 
ドップラーレーダーによるシークラッターの観測を1985年11月に銚子で行った。寒冷前線が通過する時の平均ドップラー速度の分布の変化は、大部分風向の変化で説明されるが、多少うねりの軌道運動に関係していることがわかった。従って一般に観測されるドップラー速度も、第1に風速に、第2にうねりの波高・周期の条件によって変わると考えられる。レーダーを設置してある海岸から約500mの所で、散乱体の速さと白波の速さを比較し、両者はほぼ一致していることを見い出した。白波は波頭の部分で海水と気体が入り混じって盛り上がっており、マイクロ波の散乱に有効な断面積が大きくなっていると考えられる。
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