A CASE OF TRANSVERSE COLON CANCER WITH INTESTINAL MALROTATION

2009 
症例は61歳,男性.2カ月前から間欠的な腹痛を認め,前日より腹痛が持続性になったため当院を受診した.腹部CTで横行結腸に全周性の壁肥厚を認め,その口側の結腸が拡張していた.また盲腸は下腹部正中に存在した.腸回転異常症に横行結腸癌,腫瘍性イレウスを併存したものと診断し,手術を行った.開腹すると盲腸は正中に存在し,Ladd靱帯を認めた.Treitz靱帯は正常に形成され,malrotation typeの腸回転異常症であった.腫瘍は横行結腸中ほどに存在し,拡張した口側結腸を含めた結腸右半切除術,D3郭清を施行した.腸回転異常症に大腸癌を併存した症例は本邦では51例報告されており,これらの症例を検討し報告する.
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