Complicated Adverse Effects of Multiple Alternative Drugs Associated with Drug Induced Hypersensitivity Syndrome Due to Phenobarbital

2008 
症候性焦点性てんかんでバルプロ酸(VPA)服用中の1歳男児。フェノバルビタール(PB)を追加したところ薬剤性過敏症症候群(DIHS)を発症した。両剤の中止とステロイド投与により改善したが、代替薬として開始したゾニサミド(ZNS)によりDIHSが再燃した。さらに、その代替薬として再開したVPAにより免疫機序が推測される血小板減少が急激に出現した。DIHSの原因薬剤はPB、カルバマゼピン、フェニトインなどいくつか明らかとなっており、これらは高率に交差反応性を示す。英文での報告は少ないがZNSは本邦では代表的な原因薬剤としての報告が多く注意を要する。VPAは代替薬として推奨されているが、DIHSに伴う免疫亢進状態では免疫性血小板減少が促進される可能性があると考えられた。
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