Effect of Various Reinforcing Materials for Resin Denture Base

2004 
目的: PMMA (Polymethylmethacrylate) レジンは広く臨床で用いられているが, 義歯床の強度を増加する必要が生じた場合, 補強線を用いることが多い. しかしながら, 義歯の破折線は補強線に沿って発生する傾向が見受けられ, この一因子として, 補強線とPMMAレジンが化学的に結合していないことが考えられる. これに対し, 臨床においては金属接着プライマーや4-META (4-methacryloxyethyl trimellitate anhydride) 含有ンジンなどを用い, 補強線と床用レジンとの接着を求めてきた. 本研究は, レジン床義歯に対する補強効果を検討する目的で, 繊維製補強材ならびに金属製補強芯を用い, それぞれの補強効果を比較検討した.方法: 三点曲げ試験, レジンの填入圧による繊維製補強材の断面積変化および色素浸入試験を行い, 熱サイクル負荷の有無について検討した.結果: 熱サイクル負荷を加えない試料の三点曲げ試験の結果, コントロールと比較し, Connect, Fiber-Spiintは近似した値となり, そのほかの補強材は若干高い値を示した. 各種繊維製補強材は低加圧状態で重合した場合と比較し, 加圧することにより圧縮されることが確認された. 色素浸入試験の結果, 熱サイクル負荷を加えない場合, Ribbond, Conn. ect, Fiber-Splintに色素浸入が認められたが, Vectris, 補強芯では認められなかった. また, 熱サイクル負荷を加えた場合, Vectrisを除く繊維製補強材の色素浸入量が増加した.
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