Effect of acupuncture for general symptoms accompanied with hepatocellular carcinoma: a case report

2008 
【症例】64歳、 女性。 主訴:全身倦怠感、 便通異常、 腰下肢の痛みとだるさ。 現病歴:X-6年に肝細胞癌と診断され、 経過観察を行っていたが、 X年8月に入院となった。 腰下肢の痛みとだるさ、 便通異常 (残便感)、 全身倦怠感に対して鍼灸治療を開始した。 病態は、 加齢に伴う変形性腰椎症に長期臥床が加わったことによる筋々膜性腰痛、 肝機能障害による全身状態の悪化に伴う全身倦怠感、 便通異常と考えた。 【治療・評価】鍼灸治療は筋緊張緩和、 血流改善、 腸運動調整を目的に行った。 全身状態は6段階のFace Scale (FS)、 腰下肢の痛みとだるさはNumerical Scale (NS)、 便通は問診にて評価した。 【経過・考察】鍼灸治療を併用したことにより、 腰下肢の痛みとだるさは、 NSにて7から4へ、 全身状態もFSにて3から1へと改善し、 残便感も消失した。 これらのことにより、 患者のQuality of lifeは高められた。 肝細胞癌の経過に伴う愁訴に対して鍼灸治療の併用は有効な方法になりえることが示唆された。
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