Competition by Auxin-Type Herbicides for NAA Binding to Maize Auxin Binding Protein

1991 
トウモロコシにおいて同定されている膜結合オーキシン受容体へのオーキシン型除草剤の結合を調べ, これら除草剤の成長促進活性, エチレン発生誘導活性および成長阻害活性と受容体への結合を比較した. 受容体への結合と成長促進活性との間には相関が認められた. しかし, エチレン発生誘導では, 受容体にまったく結合しないベナゾリンが受容体に結合するダイカンバと同等以上のエチレン発生誘導を示し, エチレン発生誘導は今回検討した膜結合型の受容体以外の受容体によって引き起こされていることが示唆された. またベナゾリンおよびキンクロラックは受容体にまったく結合しないにもかかわらず, 茎葉部の伸張を強く阻害した. 以上の結果から, ベナゾリンおよびキンクロラックの成長阻害活性はトウモロコシ膜結合型オーキシン受容体への結合には起因していないことが示唆された.
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