Spontaneous pneumothorax after radiation therapy for breast cancer: A case report
2010
放射線治療後に発症する気胸は稀で,悪性リンパ腫の放射線治療後等に発症した症例の報告が散見されている.今回我々は乳癌に対する放射線治療後に発症した自然気胸の1例を経験したので報告する.症例は41歳の女性.2004年10月に右乳癌に対し乳房温存手術を施行され,再発予防目的で計60Gyの放射線治療,化学療法を施行された.2006年1月に外来通院中に施行した胸部CTで偶然右気胸を認め当科に紹介となった.肺の虚脱は軽度であり,外来経過観察としたが,肺虚脱が進行するため,当科入院し胸腔ドレナージを施行した.入院後もair leakが継続するため,入院7日目に胸腔鏡下に手術を施行した.明らかなブラは観察できなかったが,下葉に放射線治療の影響と思われる胸膜肥厚した部位とドレーン接触部に一致して裂創,air leakが確認できた.同部を縫縮し手術を終了した.術後経過は良好で現在まで気胸再発は認めていない.
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