高圧下の1,2,4-オキサジアゾール類の合成

1987 
高圧下におけるアミドオキシムとニトリルまたは二置換シアナミドとの反応を検討した。ベシズアミドオキシムとベンゾニトリルまたはアセトニトリルの反応は封管中ではほとんど進行しないが,,数百,MPaの圧力下では収率よく3,5-ジフェニル-または3-フェニル-5-メチル-1,2,4-オキサジアゾール〔1a,b〕を生じ,その圧力効果は活性化体積(V≠)でそれぞれ-14.6および-18.5ml.mol-1であった。アミドオキシムと二置換シアナミドの封管中での反応は,主生成物として3-置換-5-アミノ-1,2,4-オキサジアゾール〔3〕と,少量の〔3〕に1分子の置換シアナミドが付加したグアニジン誘導体〔4〕を得た。〔4〕の構造はX線構造解析により決定した。一方,この反応を400MPaの圧力下で行なうと〔4〕に主生成物となった。
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