99mTc-Sn-phytateによるび漫性肝疾患の診断―198Au-コロイドとの対比―
1975
正常人30人, 慢性肝炎29人, 肝硬変24人計83人について, 99mTc-Sn-phytateと198Au-コロイドを同時静注し, T1/2 (L) (肝集積率) , KL (肝血流量) およびT1/2 (P) (末稍消失率) を測定しその相関を求めた。検出器の肝右葉中心部での若干の位置のずれは99mTc-Sn-phytate, 198AuともにKL値に変化を与えない。またT1/2 (P) が大腿部と側頭部でどの程度変化するかをみた。99mTc-Sn-phytateによる腎の出現率を調査した。in vitroで99mTc-Sn-phytateにCaイオンを加え静注したところ肝, 脾のほかに肺も描出し得た。
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