TREATMENT STRATEGY FOR OROPHARYNGEAL CARCINOMA

2004 
1993年5月から2003年3月までの期間に当科で扱った側壁型と前壁型の中咽頭扁平上皮癌60例と未分化癌2例 (側壁型) を対象に検討した。治療方針としては手術先行を原則としてpN2以上で術後照射44~50Gyを施行した。側壁型は41例あり, 進行例でも原発巣の切除と頸部郭清にてpN2以上でも十分制御可能で姑息例6例を含めても累積5年生存率は71.2%であった。一方前壁型は21例あり, T1, T2では手術でも制御できたが進行例では舌・喉摘しても転移などにより制御は難しく根治例17例の累積5年生存率は26.6%と不良であった。従って治療戦略の見直しが必要である。そこで舌根の血流が豊富なことを利用し, T4N2cの症例にCDDPの動注3回と放射線70Gyを施行してCRとなり職場復帰できた。その後同様に3例に施行しいずれもCRとなっている。舌根の進行癌に対する治療法の一つとしてこの動注と放射線による治療は有効であると考えられた。
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