Mechanism of Streaming Potential in Deformed Bones.

1991 
生体内と同様の湿潤状態にある骨は, 曲げ変形を受た場合, 凸側に正, 凹側に負の分極電位を生じる. Wolffの法則と呼ばれる, この現象の機構を明らかにするために分極電位に関する実験が行われ, 理論モデルとの比較・検討がなされた. 牛脛骨皮質骨より調製された円板形試料に電解質溶液が透過することにより発生する電位差が測定された. この実験は脱灰・脱タンパク化された試料に対しても行われ, さらに曲げ変形を受けた長管骨に発生する分極電位も測定された. 骨組織内でのイオン流動と電位差の緩和現象, 電解質溶液pHに対する電位差の依存性, 特に等電点の両側での極性反転が, 結果より議論された. 一方, 理論モデルは, 骨成分・電解質間の界面電気現象の流体力学的取扱いより導かれた. 実験結果は流動電位によるモデルの予測を支持する. このことは, Wolffの法則が曲げ変形を受けた長管骨の流動電位による分極により説明されることを示唆している.
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