久留米大学病院『病棟での抗がん剤取り扱い指針』の作成と導入~始動から普及まで~
2010
当院は30 の診療科をもつベッド数1,165 床の特定機能病院である.地域がん診療連携拠点病院に指定され,2009 年度の抗がん剤処方件数は,入院12,508 件,外来4,796 件であった.当院の抗がん剤調製は原則薬剤部で薬剤師が行っている.ただしオーダリングシステムの締め切り時間以降の指示や当日指示,土日祝日は各病棟や外来で医師もしくは看護師がダブルチェック下で調製を行う.当院の抗がん剤曝露予防対策の実態は2007 年当時,聞き取り調査では病棟毎もしくは各医療スタッフによって異なっていた.そこで当院は抗がん剤取り扱いにかかわるすべてのスタッフの職業性の曝露防止を目指し『久留米大学病院―病棟での抗がん剤取り扱い指針―』を作成し導入した.その組織横断的取り組みの過程をPDCA サイクルに沿って報告する.
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