Study of the Pathophysiology of Hot Flush and Cold Feet by Using an Infrared Thermometer

2009 
[目的]非接触型赤外線温度計により冷えのぼせの病態を解析した。[対象・方法]20~60代の女性患者98名を対象とし,4群(A群:冷えなし・のぼせなし;B群:冷えなし・のぼせあり;C群:冷えあり・のぼせなし;D群:冷えあり・のぼせあり)に分類。赤外線温度計で舌先・上腹部・下腹部・足底の体表温度を測定。[結果]B群はA群に比べ舌温度が高く,舌-上腹部温度差が大であったが,D群とC群間では差違はなかった。しかし,舌温度と舌-足底温度差の相関を解析すると,C群はr=0.77と相関を認めたが,D群では認めなかった。舌-足底間温度差を参考にD群を温度差大群・温度差中等群・温度差小群に3分類し,腹力やBMI,四診所見を検討した結果,温度差大群が陰・虚証,温度差小群が陽・実証の傾向を示した。[考察]冷えのぼせには全身的な温度勾配が重要で,陰陽・虚実などの証が影響していた。[総括]冷えのぼせには証が関与し,証の重要性が示唆された。
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