Bioactive condensed tannins from bark: chemical properties, enzyme inhibition and anti-plant-viral activities.

1990 
樹皮中に含まれる成分から, 酵素阻害活性, 抗植物ウイルス活性を有する活性成分を検索した結果, (-)-エピカテキン, または (-)-エピカテキンと(+)-カテキンが高度に縮合した分子量5000~10,000の高度縮合型タンニンをヒマラヤスギ, ソメイヨシノ, ヒバ等の樹皮中に見いだした. 部分的に精製したこれらの有効成分は, ウロキナーゼ, キモトリプシンの活性は阻害しないが, プラスミン, トロンビン, トリプシン等の活性を10-7~10-8Mの低濃度で約50%阻害する. しかし構成単位である (-)-エピカテキン, (+)-カテキンは100ppmでも阻害を示さない. ヒマラヤスギの有効成分のプラスミン, パパインに対する阻害様式は非拮抗-不拮抗型であった. 本物質は1000ppmでPVXに対して約93%の保護効果, 80%の治療効果, またTMV, CGMMVに対して約80%の治療効果を示した.
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