Evaluation of Nutritive Value of Twin-Screw Extruded Soybean Meal with Low-Antigenicity

1995 
二軸エクストルーダー処理により,脱脂大豆(DSM)の抗原性を約250分の1に低減した2軸エクストルーダー処理脱脂大豆(TSE-DSM)の栄養価について,ブタおよびメンヨウで評価を行なった.メンヨウにおいてTSE-DSMとDSMでは栄養価に差がみられなかったが,ブタではTSE-DSMの可溶無窒素物,粗繊維およびエネルギーの消化率が有意(p<0.05)に優れ,栄養価は乾物中でDCP=47.7%,TDN=86.7%およびDE=4.28 Mcal/kgとDSMの値(DCP=47.3%,TDN=78.2%,DE=3.90 Mcal/kg)を上回った.特にTDNとDEにおいては,両者の間に有意差(p<0.05)がみられた.Aspergillus niger由来のセルラーゼ処理により,TSE-DSMはDSMと比較して約1.5倍のグルコースが生成されたことから,二軸エクストルーダー処理により大豆の粗繊維がセルラーゼ等の分解酵素に作用されやすい構造へと変化している可能性が示唆された.この変化が,ブタのような単胃動物における粗繊維消化率の上昇に働き,結果としてエネルギー価の向上にも寄与していると推定された.
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