Habituation Training for Dairy Cattle to Milking Boxes of New Installed Automatic Milking System

2001 
48頭のホルスタイン種搾乳牛を自動搾乳システムの搾乳ボックスへ初あて入れるときの馴致訓練の過程を調査した.通路通過の予備訓練が5日間行われた後,搾乳ボックス内に入れる訓練が8日間行われた.牛群は3グループに分けられ搾乳が開始された.観察項目は,1) 通路入口ゲートが開いてからウシがゲートを通過し終わるまでの時間,2) ゲートを通過してから搾乳ボックスに入るまでの時間,および3) 搾乳ボックスへの進入難易度であった,ウシが抵抗なく搾乳ボックスに入るようになる(進入難易度が1になる)までに要した訓練回数は10,8±7.5(M±SD)回であったが,個体のばらつきは大きかった(4~33回).半数のウシの進入難易度が1になるまでに要した訓練回数は約14回であった.進入難易度に影響する要因として,産次,訓練グループおよび通路通過の予備訓練について調べた結果,予備訓練が4回以下のウシに比べ5回以上のウシの方が,また,経産牛より初産牛の方が早く新しい搾乳システムに慣れたと判断された(P<0.05).
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