グアニル-ο-アルキルイソ尿素塩の合成およびその反応

1961 
グアニル-ο-アルキルイソ尿素塩酸塩(R,CH3およびC2H5)が室温で乾燥塩酸の存在におけるジシアンジアミドとアルコールとの付加反応によって新しく合成された。この反応は比較的高い温度で濃厚な酸の存在で行なうときにはさらに進んでグアニル尿素塩酸塩と塩化アルキルを生成する。グアニル-ο-アルキルイソ尿素は中性で安定であるが,酸性水溶液中では容易に加水分解し,グアニルウレタンを生成する。またアンモニアとの反応により定量的にビグアニドを生成することが見いだされた。この反応はアミンからビグアニド誘導体を合成するのに便利なルートであると考えられる。
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