Clinical Study of 9 Patients with Cutaneous Angiosarcoma

2004 
我々は1991年4月から2003年3月までの12年間に当科を受診し, 病理組織学的に脈管肉腫と診断した9症例についてその臨床的事項について検討した。男女比は8 : 1であり, 平均年齢は68.7歳 (60~77歳) であった。ほとんどの症例で腫瘍は頭部に発生していた。初診時の臨床像は紫紅色斑+結節が8例, 紫紅色斑のみが1例であった。全例にIL-2の投与と電子線照射が行われ, 2例には手術療法が追加された。現在, 治療中の1例を除き, 2例が生存中である。以前に当科より報告された9例を加え, 治療中の1例を除いた17例の平均生存期間は23.6月 (1~120月)で, 5年生存率は14.1%であった。初診時からの生存期間および予後を解析したところ, 全17例中 (治療中の1例を除く) 大量放射線療法+BRM療法で加療された群の5年生存率は18.8%であり, 他施設の手術症例の生存率と同様と思われ, 現在のところ, 広範囲切除術は不要と考えた。
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