T1-201 SPECT IN NASOPHARYNGEAL CARCINOMA FOR MONITORING TREATMENT RESPONSE

1996 
優れた腫瘍親和性薬剤である塩化タリウムを用い, 上咽頭腫瘍の放射線・化学療法の前後に201T1 SPECTを行い, 病巣の viability の評価に201T1 SPECTが有用か否か検討した。組織学的に確診の得られた11例の上咽頭腫瘍患者 (放射線治療単独3例化学療法併用8例) を対象とし, 治療前後に43回の201T1 SPECTを行った。3検出器回転型ガンマカメラを使用し, 塩化タリウム111MBq (3mCi) 静注後5分からデータ収集を開始した。治療効果判定はMRI所見に基づきCR, PR, NCに分類した。治療前においては, 全例病巣に一致した高度の201T1集積を認めた。CR1例, PR10例では, いずれも治療終了時に201T1集積が減弱 (4例) または消失 (7例) していた。このうち, 治療直後にMRIで腫瘤が残存し, その後経過を追って201T1 SPECTとMRIを行ったPR4例では, まず201T1集積が消失し, その後MRI上の腫瘤の縮小を認めた。201T1 SPECTは上咽頭腫瘍の放射線治療効果の判定に極めて有用である。
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