Paleoenvironmental Variability during the Holocene in the Area of Izumo Plain-Lake Shinji Based on the Results of Sedimentary Cores

2006 
出雲平野―宍道湖地域において掘削された完新世全体をカバーする3本のボーリングコアについて, 層相, 試料の地球化学分析および14C年代測定を行い, 完新世における堆積環境の変遷過程を復元した.この地域では, 少なくとも9,200年前頃には西方に開く内湾になり, 約7,000年前に急激に閉鎖的な汽水湖沼に変化した. その後, 東部 (現在の宍道湖付近) は, 約6,000年前に斐伊川ファンデルタ発達のために西部地域と分断された水域になり, 以後約400年前まで閉塞的な汽水湖沼環境が続いた. 一方, 西部 (現在の出雲平野西部付近) は, 約4,000年前に生じた三瓶山火山活動の影響によって, 閉鎖的な汽水から淡水湖沼に環境が激変した. その後, 再び汽水化したが, 最終的には1,000年前頃までに多くの水域が埋積された.
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