Conservative medical treatment of salivary fistulas of post-surgical parotid tumors

2011 
対象は,2004年4月から2009年8月までに当科で耳下腺腫瘍の手術を行った178例のうち術後合併症として唾液瘻を併発した8例である。方法は,まず皮下に貯留している唾液を圧迫し手術時の皮膚切開線から排泄させる。唾液の排泄される部位にトレチノイントコフェリル軟膏をすり込むように塗布する。また創部は毎日シャワーにて洗浄し,同軟膏を塗布する。結果として手術から唾液瘻発生までの期間は,6~27日であり,平均12.6日であった。唾液瘻を確認し,本治療法にて治療を開始してから治癒までの期間は,14~31日であり平均17.8日であった。本治療法は,患者のQOLの向上,医療者側の負担を減らすことができると考えられ,今後耳下腺腫瘍手術後の唾液瘻治療の選択肢の一つになると考えられた。
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