短期のBortezomib+Dexamethasone療法にてVery Good Partial Responseと長期のTime to Progressionを得た再発・難治性多発性骨髄腫
2009
15 年の経過と9 年の治療歴を有する多発性骨髄腫の63 歳,女性。2 コース目day 4 までの合計6 回,総投与量10.2 mgのbortezomibにてvery good partial response(VGPR)と約500 日のtime to progression(TTP)が得られた。治療後骨痛は消失し,ADL の改善も良好であり,bortezomib の治療効果は治療期間に関係なく長期間持続する可能性が示唆された。有害反応など治療抵抗性以外の理由でbortezomib 継続が困難な場合,本例のごとく完全寛解には至らないものの良好な反応が得られ,さらに他の化学療法剤の選択が困難な状況においては,慎重な経過観察も重要な選択肢の一つとなり得ると考えられた。
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