頭頸部癌に対し5-FU/CDGPを用いた化学放射線治療の治療経験

2006 
頭頸部腫瘍に対し放射線治療と5-FU/CDGPを用いた交替療法あるいは同時併用の安全性および有効性について検討した。2003年1月から2005年8月にかけて治療した頭頸部扁平上皮癌19例を対象とした。交替療法は上咽頭8例,同時併用はそれ以外の頭頸部腫瘍11例で施行した。放射線治療は総線量の中央値63Gyであった。ACRTは5-FU 500mg/m2をday 1-5,day 28-32,CDGP 60mg/m2をday 6,day 33に行った。CCRTは5-FU 500mg/m2をday 1-4,day 28-31,CDGP 60mg/m2をday 5,day 32に行った。経過観察期間は中央値13ヵ月であった。CR+PRは交替療法で5例(63%),同時併用で9例(82%)であった。有害事象はgrade 3の非血液毒性が交替療法で8例(100%),同時併用で9例(82%)に認められた。化学放射線治療の一次効果は良好であり,また強く認められた非血液毒性は保存的治療で処置可能であった。
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