An Indirect Spectrophotometric Determination of Thiosulfate Ion Using Iodine-Iodide Solution

1966 
亜硫酸イオンとヨウ素との反応を利用してヨウ素を吸光光度定量することにより,間接的に亜硫酸イオンを定量する方法を研究した。ヨウ素の吸光光度定量法としてはヨウ素一ヨウ化カリウム溶液の吸収を利用する方法が感度もよく安定であり,ヨウ素の標準溶液としてはヨウ素酸カリウムーヨウ化カリウム混合溶液を使用すれば長期間安定であり,酸を加えることによりヨウ素の標準溶液として使用できることがわかった。ヨウ素酸カリウムヨウ化カリウム標準溶液2.Omlに0.5N酢酸1.Omlを加えて混合したのち試料溶液10mlを加えて,60分以内に吸光度を測定する。ヨウ素酸カリウムーヨウ化カリウム標準溶液A(KIO35×10-4N,KI 0.25N)を使用したときは波長350mμで吸光度を測定し5×10-5mol/1(4PPm),また標準溶液B(KIO35×10-3N,KIO.25N)を使用すれば波長420mμで吸光度を測定し,5×10-4mol/l(40PPm)までの亜硫酸イオンの定量ができる。本法は操作がきわめて簡単で再現性もよく.,た亜硫酸イオンとヨウ素との反応は亜硫酸イオンが10-6mol/lのうすい濃度でも定量的に反応することを認めた。
    • Correction
    • Source
    • Cite
    • Save
    • Machine Reading By IdeaReader
    0
    References
    5
    Citations
    NaN
    KQI
    []