Influence of pruning upon carbon dioxide fixation with urban greening

2003 
街路樹を対象として,1回の剪定作業による剪定枝発生量の実測調査と,剪定頻度についての管理者ヒヤリングと全国アンケートを行い,両調査の結果から,剪定管理により持ち出される樹木1本あたりの年間木質部重量を,形状寸法との関係を踏まえて算定し,無剪定下にある樹木の年間木質部成長量と比較することにより,剪定管理が街路樹のCO2固定量に与える影響について考察した。実測の結果,剪定枝発生量は,樹木の成長とともに増大し,胸高直径25cmにおいて,4樹種平均で,無剪定樹木の年間木質部成長量の45.3%に達することが判明した。また,アンケート調査からは,無剪定管理下にある樹木が,6樹種平均で17.9%存在することが判明し,今後のCO2固定促進方策において,剪定枝の有効利用,無剪定管理を可能とする植栽方法の検討の必要性が示唆された。
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