Clinical Study of Severe Ulcerative Colitis

1989 
当科にて1983年1月より1988年4月までに入院加療した潰瘍性大腸炎重症例23例について臨床的に検討した.病型は初回発作型5例, 再燃緩解型17例, 慢性持続型1例であり, 全大腸炎型12例, 左側大腸炎型11例である.病変の進展に関しては, 直腸炎型より左側大腸炎型への進展1例, 直腸炎型より全大腸炎型への進展1例, 左側大腸炎型より全大腸炎型への進展2例であった.急性期における治療効果と臨床的背景について検討したところ, 罹患範囲および炎症性ポリポーシスの有無と治療効果に有意な関連が認められた.外科的治療の施行された6例における検討では, retrospectiveにみた手術の有無に関して罹患範囲の進展が有意な背景因子であった.
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