Studies on Hot Pressing of Iron Based Compacts

1975 
以上の実験結果より次のことがわかった.(1)所定の温度に達してから加圧が開始される本実験の加圧方法では,加熱温度の増加とともに必ずしも密度増加しない.密度が最大値を示す加熱温度は加圧力250,500,750kg/cm2の場合で850℃,1000kg/cm2の場合で950℃であった.この加熱温度の増加とともに必ずしも密度増加しない理由は,加圧によって空孔が粉末粒子間から押し出される度合が加熱温度の高いほど必ずしも大きくないためである.(2)密度比が99.9%以上の高密度成形体は,加圧力1000kg/cm2で加熱温度850℃および950℃の場合に,加圧力750kg/cm2で加熱温度850℃の場合に得られた.(3)加熱温度850℃以上の試料の機械的性質の良否は,その密度の大小に密接に関係し,引張強さは加熱温度850℃の場合に最も大きい値が得られた.(4)加熱温度850℃,加圧力750kg/cm2,加圧時間10minの場合に機械的性質の最も優れた成形体が得られ,その引張強さは35.2kg/mm2,伸びは30.2%であった.
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