Controlled-potential coulometric determination of plutonium in the presence of iron

2000 
鉄が共存するプルトニウムの定電位電量分析法を開発した。硫酸溶液中で鉄が共存する場合,Fe2+-Fe3+とPu3+-Pu4+の式電位が近接しているため,定電位電量分析法によるPuの分析の妨害となる。また,プルトニウムと鉄の当量比は4:1であり,ほんのわずかな鉄の存在が,プルトニウム分析の誤差要因となる。鉄の影響を除くため,1,10-フェナントロリンを鉄の錯形成試薬として用いた。実験の結果,1,10-フェナントロリンは鉄と錯形成し,酸化の開始電位は,鉄のみの場合に比べて正電位側に約100mVシフトした。良好な結果を得るために,添加した1,10-フェナントロリンの量は,モル比で鉄の20倍量以上である。本法の相対標準偏差は0.3%以下であった。
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