[Bonding durability of commercially-available luting systems for ceramic restoration to dental zirconia].

2007 
目的: 市販接着システムを用いたジルコニアに対するレジンセメントの接着耐久性におけるシランカップリング処理と, 10-Methacryloyloxydecyl dihydrogen phosphate (以下MDPと略す) 接着性モノマーの影響を検討すること.方法: ジルコニアを用いて2種類の大きさの円板を作製した. 被着面を50μmのアルミナでサンドブラスト処理し, 4種類 (うち1種類はMDPを含有) のレジンセメントのいずれかで接着した. シラン処理群は, サンドブラスト処理面にセメントごとに付属のシラン処理剤 (うち2種類はMDPを含有) で前処理を行った. 各条件ごとに試験片を5つ作製し, 熱サイクル耐久試験後に勇断接着強さを測定し, 測定値を統計的に解析した.結果: 非シラン処理群では, MDPを含有するレジンセメントで接着した試験片が有意に高い接着強さを示したが, MDP非含有のレジンセメントでは熱サイクル中に剥離した. シラン処理群では, MDP含有のシラン処理剤と, MDP非含有のレジンセメントで接着した試験片が最も高い接着強さを示し, MDP含有のシラン処理剤と, MDP含有のレジンセメントで接着した場合がこれに次ぐ接着強さを示した. MDP非含有のシラン処理剤と, MDP非含有のレジンセメントを使用した場合では熱サイクル中に剥離した.結論: ジルコニアに対するレジンセメントの接着耐久性の向上には, MDP接着性モノマーが効果的であった.
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