Two Cases of Intestional Schwannoma Causing Massive Melena.

1995 
大量下血で発症した小腸神経鞘腫の2例を経験した. 症例1は48歳の女性で, 突然の大量下血で来院し, 出血シンチグラフィーで上腸間膜動脈末梢領域の出血と診断され開腹時所見でTreitz靱帯より約30cmに管外性に発育する腫瘍を認めた. 病理では核異型を認めるがAntoni-A typeの良性の神経鞘腫と診断された. 症例2も48歳の女性で腹痛, 大量下血で来院し, 上腸間膜動脈血管造影にて実質相で腫瘍濃染像を認め, 小腸腫瘍の疑いで開腹し, Treitz靱帯より約70cmに腫瘍を認め, 病理学的に核分裂像を認め悪性神経鞘腫と診断された. 理学上腫瘍血管に富むため出血シンチグラフィー血管造影が有効であり, 病理組織学的にもまれな症例であった.
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