Evaluation of Surgical Treatments of Crohn's Disease

1991 
過去22年間に経験したCrohn病手術例35例の治療成績と術後経過について検討した.対象例の男女比は27:8,初回手術時平均年齢は29歳,病型は小腸型17例,小腸大腸型10例,大腸型8例で,平均観察期間は12年であった.初回手術の手術適応は35例中24例(69%)が閉塞であったのに対して,再手術ではのべ29回のうち閉塞10回(34%),瘻孔18回(62%)と瘻孔によるものが多かった.手術術式は35例中33例が腸切除術(広範囲腸切除術15例,小範囲腸切除術18例)で,病変部空置兼粘液瘻造設術は初回に1例,再手術に4例行われていた.術式別の手術施行5年後までにおける累積再手術率は,広範囲腸切除術は25%,小範囲腸切除術は50%であった.また病変部空置兼粘液瘻造設術は5例と症例数は少ない.ものの,その再手術率は20%であったことより,本術式は症例を選んで施行すれば良好な結果を期待しうると考えられた.
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