A case of Nodular Fasciitis with proliferation of bone (Parosteal Fasciitis)
1993
10歳の男児, 約1ケ月前より自発痛のない腫瘤が左側顎下部に出現し, 次第に増大した。腫瘤は15×25mmの大きさで, 表面平滑, 弾性硬で軽度圧痛を伴い, 皮膚とは可動性があるが, 下顎骨とは可動性がなかった。組織学的には被膜をもたず, 線維芽細胞様の細胞が浸潤性に増殖し, 一部に分裂像が散見され, その他毛細血管の新生, 赤血球の管外漏出, 細胞の粘液変性, 多核巨細胞, 炎症細胞浸潤などが見られた。さらに腫瘍細胞は免疫組織染色でアクチン, ビメンチン, キモトリプシンに陽性であったが, S-100蛋白, ケラチン, デスミンには陰性であった。以上の結果, 本症を結節性筋膜炎と診断した。
- Correction
- Source
- Cite
- Save
- Machine Reading By IdeaReader
5
References
0
Citations
NaN
KQI