心大血管CT におけるAI の活用
2020
循環器領域における人工知能(AI)活用は,現時点で深層学習(deep learning)を利用したCT 画像再構成法で広がりを見せている.AI は画像診断にも親和性が高く,画像診断支援にも活用できる可能性があるが,画像匿名化や院内画像ネットワーク上へのAI 配置,施設ごとの画像規格や撮影装置,撮影手法の標準化など,解決すべき諸問題が存在する.さらにAI により,画像診断の負担が増加する結果となれば,AI が臨床のワークフローに導入されることは困難である.一方で,病変計測を含む解析作業,結果入力という作業でAI を活用できれば,画像診断医がより判断に特化できる環境を提供することは可能である.このようにAI の利用には新たな課題が伴い,その課題解決は現場の医師に求められている.われわれAI導入期の医師は,実装に向けて大きな重責を担っている.
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